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平成 3年第229回定例会(第5号 7月 8日)

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  1. 愛媛県議会 1991-07-08
    平成 3年第229回定例会(第5号 7月 8日)


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    平成 3年第229回定例会(第5号 7月 8日) 第229回愛媛県議会定例会会議録  第5号 平成3年7月8日(月曜日)   〇出席議員 53名    1番  中 川 悦 良 君    2番  井 上 和 久 君    3番  大 前 尚 道 君    4番  伊 藤 春 起 君    5番  尾 崎   聡 君    6番  岡 野 達 也 君    7番  帽 子 敏 信 君    8番  藤 原 敏 隆 君    9番  清 家 俊 蔵 君   10番  山 本 公 一 君   11番  栗 林 新 吾 君   12番  藤 田 光 男 君   13番  中 矢 民三郎 君   14番  三 好 一二三 君   15番  越 智   忍 君   16番  菊 池 平 以 君
      17番  堀 内 琢 郎 君   18番  横 田 弘 之 君   19番  高 門 清 彦 君   20番  森 高 康 行 君   21番  大 岡 久 純 君   22番  先 田 通 夫 君   23番  村 上   要 君   24番  福 田 辰 昭 君   25番  成 見 憲 治 君   26番  中 畑 保 一 君   27番  山 本 敏 孝 君   28番  篠 原   実 君   29番  浜 田 祐 功 君   30番  菅   朝 照 君   31番  田 中 辛 尚 君   32番  山 本 順 三 君   33番  在 間 功 典 君   34番  欠       番   35番  柳 沢 正 三 君   36番  亀 岡 秀 雄 君   37番  中 西 久 雄 君   38番  小 田 慶 孝 君   39番  谷 本 永 年 君   40番  伊賀上 昌 訓 君   41番  高 山 利 恵 君   42番  玉 井 実 雄 君   43番  中 川 鹿太郎 君   44番  池 田 忠 幸 君   45番  欠       番   46番  岡 田   稔 君   47番  岡 田 己 宜 君   48番  小 野 義 幸 君   49番  野 間   赳 君   50番  蝶 野 恭 一 君   51番  星 加 茂 実 君   52番  土 居 一 豊 君   53番  俊 成   薫 君   54番  赤 松   泰 君   55番  佐々木 弘 吉 君  ―――――――――――――――――― 〇欠席議員 なし  ―――――――――――――――――― 〇出席理事者   知事       伊 賀 貞 雪 君   副知事      高 木 方 知 君   出納長      小 菅 亘 恭 君   公営企業管理者  大 野 良 樹 君   総務部長     今 井 康 容 君   生活文化総室長  石 井 由 彦 君   県民福祉部長   小 川 一 雄 君   保健環境部長   高 橋   弘 君   商工労働部長   好 川 信 幸 君   農林水産部長   中 矢 陽 三 君   水産局長     弓 立 眞 二 君   土木部長     中 川 三 朗 君   公営企業管理局長 政 岡   弘 君   教育委員会委員長 關   宏 成 君   教育長      武 内 弘 文 君   人事委員会委員長 宮 本   紀 君   公安委員会委員  宮 武   隆 君   警察本部長    川 村 忠太郎 君   監査委員     井 上 武 夫 君  ――――――――――――――――――出席事務局職員   事務局長      森 貞   曻 君   事務局次長     岡 田 洋 二 君   総務課長      井 門 敬 之 君   参事議事課長    白 石 隆 彦 君   副参事総務課長補佐 河 本 昭一郎 君   副参事議事課長補佐 山 口 信 行 君  ―――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件   定第57号議案ないし定第73号議案   請願、陳情   定第74号議案ないし定第76号議案   議発第3号議案、定第77号議案   議発第4号議案ないし議発第6号議案   継続審査承認の件  ――――――――――――――――――      午前11時1分 開会 ○議長(先田通夫君) ただいまから、本日の会議を開きます。  本日の会議録署名者に中畑保一君、三好一二三君を指名いたします。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) これから、定第57号議案平成3年度愛媛県一般会計補正予算ないし定第73号議案及び請願、陳情を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。  まず、総務企画委員長に報告を願います。 ○39番(谷本永年君) 議長 ○議長(先田通夫君) 谷本永年君    〔39番 谷本永年君登壇〕 ○総務企画委員長(谷本永年君)(拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、県民相談プラザについてであります。  このことについて一部の委員から、県民に開かれた県政の総合的な窓口として県民相談プラザが創設されたと聞くが、現在までの利用状況と今後の運用方針はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県民相談プラザは親切行政の一環として本年4月、本庁と地方局に設置し、県政に対する県民の意見、要望、苦情等の相談に応じている。  6月末現在の利用状況は約870件で、うち県政に関する相談は、福祉、税金、土木関係が多く約8割を占めており、残りは、国、市町村に関するものである。  今後は、各イベント会場へ直接出向き県民の相談を受ける「移動県民相談プラザ」も開催し、県民の生の声を一層県政に反映できるよう対処してまいりたい旨の答弁がありました。  第2点は、松山空港の利用促進についてであります。  このことについて一部の委員から、松山空港の利用促進を図るため、今後、協議会をつくり、新規路線の開設や国際チャーター便の推進等に取り組んでいくこととしているが、どのような路線を考えているのか。また、今後、松山空港の国際化に向けて、どう取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、本年3月、松山空港振興懇談会から報告のあった「松山空港振興に関する基本指針」では、新規路線として仙台、札幌など時間、距離の長い東北、北海道、北陸方面を、国際線では、東南アジア方面が挙げられている。  今後、県としては、当面札幌線の開設に努めるほか、利用客の需要の動向等を十分勘案して適切な候補地を選定し具体的な活動に取り組んでまいりたい。  特に、国際定期路線開設のためには、国際チャーター便等の実績が重要であり、今後は特に、国際チャーター便の利用拡大に積極的に取り組むとともに松山空港利用促進協議会を中心に国際線開設に向けて、相手国等への働きかけを行ってまいりたい旨の答弁がありました。
     第3点は、未利用県有地についてであります。  このことについて一部の委員から、未利用県有地を活用した駐車場への整備については、高く評価するところであるが、管理運営や利用料金また利用者の募集方法はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、駐車場の管理運営は直接県が行い、月決め駐車場として個人と賃貸借契約を締結する考えであり、利用料金は、近傍の月決め駐車料金を勘案して決定することとしている。  また、利用者の決定は、公募抽せんにより公正に対応することとし、県庁及び地方局の案内板に公示するなどの方法により、周知徹底を図ってまいりたい。  なお、抽せんもれの場合は、1年間登録しておき、空きができた場合は、優先的に利用させる予定である旨の答弁がありました。  このほか、情報公開制度、生涯学習センターの利用状況、女性行動計画、東予新産業都市の建設などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(先田通夫君) 次に、福祉保健委員長に報告を願います。 ○40番(伊賀上昌訓君) 議長 ○議長(先田通夫君) 伊賀上昌訓君    〔40番 伊賀上昌訓君登壇〕 ○福祉保健委員長伊賀上昌訓君)(拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定をされました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、老人保健福祉計画の策定についてであります。  このことについて一部の委員から、高齢者の保健、福祉対策を一本化した老人保健福祉計画を策定するため検討委員会が設置されたと聞くが、今後、計画策定にどのように取り組むのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、老人保健福祉計画は、老人保健法及び老人福祉法の改正に伴い、県及び市町村が策定するものであり、行政を初め、福祉、保健、医療などの幅広い分野の専門家で構成する計画策定検討委員会を設置し、6月に第1回検討委員会を開催したところである。  今後は、保健福祉圏の設定、在宅、施設それぞれのサービスの整備目標量等について検討を行い、平成4年度を目途に計画を策定することとしている旨の答弁がありました。  第2点は、在宅福祉体制整備のためのマンパワーの養成についてであります。  このことについて一部の委員から、在宅介護体制の整備を進めるうえで、理学療法士及び作業療法士の役割は重要であるが、その位置づけをどう考えているのか。また、その養成、確保にどのように取り組むのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、地域社会で高齢者が安心して暮らせるためには、保健、福祉、医療それぞれのサービスを有効に活用していくことが必要であり、今回設置されることとしている在宅福祉モデル市町村において、ホームヘルパー、医師、看護婦、理学療法士などの参画を求め、総合的な在宅介護体制の整備を進めることとしている。  また、県内では、愛媛十全医療学院において、1学年30名の理学療法士と作業療法士の養成を行っているところであるが、卒業者の県内定着を促進するなど、その確保に努めてまいりたい旨の答弁がありました。  第3点は、産業廃棄物対策についてであります。  このことについて一部の委員から、県外からの産業廃棄物の受け入れに対応して、産業廃棄物適正処理指導要綱を制定する方針と聞くが、県外からの搬入抑制にどのような効果があるのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県外からの産業廃棄物の搬入については、これまで自粛指導を行ってきたところであるが、今回制定する指導要綱では、原則として禁止することを考えている。また、その実効が上がるよう、指導要綱に従わない者に対しては、何らかのペナルティーを課すことを検討しており、その指導の徹底を図っていく考えである旨の答弁がありました。  そのほか、県同和対策協議会新居浜支部解散問題、青少年向け有害図書の規制、東予及び南予地区救命救急センターの整備、生活排水対策、伊方原子力発電所の安全対策などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(先田通夫君) 次に、農林水産委員長に報告を除います。 ○42番(玉井実雄君) 議長 ○議長(先田通夫君) 玉井実雄君    〔42番 玉井実雄君登壇〕 ○農林水産委員長(玉井実雄君)(拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、新しい山村振興対策についてであります。  このことについて一部の委員から、従来の山村振興対策と今年度から行われる新しい山村振興対策の相違は何か。また、これについての県の取り組み方針はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、今年度からスタートする新たな対策には、第三セクターの支援策を盛り込むなどこれまでと違った特色のある事業が実施されることとなっている。  県としては、今年度中に第三セクターの育成や若者の定住等に重点を置いた基本方針を策定するとともに、本年度は4町村において具体的な振興計画を樹立することにしている。  今後とも地域の要望を踏まえ、地域バランスや市町村の財政事情等を考慮しながら順次振興計画を立て、山村地域の振興に積極的に取り組んでまいりたい旨の答弁がありました。  第2点は、温州ミカンの優良系統への改植についてであります。  このことについて一部の委員から、愛媛ミカンの日本一奪回を目指し、温州ミカンの優良系統への改植などを実施するとしているが価格低落の原因と改植の実施計画についてただしたのであります。  これに対し理事者から、愛媛ミカンの価格が全国平均を下回った原因としては、12月に出荷が集中する生産構造や不良系統ミカンの混在により、全体的に評価が下がったことなどが考えられることから、今後生産出荷の平準化や早急な不良系統の改植が必要あると考えている。  このうち改植については、3カ年計画で毎年12ヘクタールを行うこととしているが、ミカンは永年性作物であるため効果があらわれるまでには、ある程度の期間が必要であると考える。  しかし、本県のミカン生産技術は、他県に比べすぐれており、今後はうまいミカンづくり推進運動と合わせて、日本一の地位を回復するため努力を続けてまいりたい旨の答弁がありました。  なお、このことに関連して一部の委員から、後進県の優良品種の市場価格の高騰をバネとし、今後とも農家サイドに立った的確な施策を展開されたい旨の意見がありました。  第3点は、ふれあい漁港漁村の整備についてであります。  このことについて一部の委員から、宇和海地域のふれあい漁港漁村の整備計画の概要はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、この事業は、明浜町高山地区において海水浴場や潮干狩場などの海岸環境整備を初め、水産物加工場シーフードレストラン等の施設整備を行い、宇和海マリノベーション構想の拠点となる漁村づくりを進めようとするものである。  整備計画の策定に当たっては、明浜町が行う「あけはまシーサイドサンパーク事業」との一体化を図り、都市や農村と交流、地域の雇用促進、水産物の消費拡大などに努めてまいりたい旨の答弁がありました。  このほか一部の委員から、第7次の治山事業五箇年計画が本年度で終了するが、国に対して第8次治山事業五箇年計画において投資総額の大幅な増額を図るよう要望する必要がある旨の意見がありました。  そのほか、間伐の促進、酪農ヘルパー育成確保対策漁業取り締まりの状況、漁港整備の推進などについて、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(先田通夫君) 次に、警察商工委員長に報告を願います。 ○35番(柳沢正三君) 議長 ○議長(先田通夫君) 柳沢正三君    〔35番 柳沢正三君登壇〕 ○警察商工委員長(柳沢正三君)(拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、日新製鋼の本県への進出についてであります。  このことについて一部の委員から、日新製鋼の進出によりどのような波及効果が期待できるのか。また、立地に際しての優遇措置の適用の見通しはどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、同社の進出による波及効果は、税収増や雇用機会の増大はもとより、関連産業を初め、商業、サービス業など幅広い分野にわたると考えている。  また、優遇措置については、国の産業再配置補助金や新産都にかかる税の軽減のほか、本県の企業立地促進要綱に基づく奨励金や雇用促進助成金などについても検討してまいりたい旨の答弁がありました。  なお、このことに関連して一部の委員から、進出に伴い売却される用地面積及び価格、さらには工業用水の導入計画はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、同社に対しては、壬生川4号地の残地約114万平方メートルのうち、約70万平方メートルを鑑定評価に基づき売却したいと考えている。  また、工業用水については、同社が必要とする日量約2万トンに加え、今後周辺地域への企業立地による必要量も考慮して、西条工水から導入する方向で国と協議している旨の答弁がありました。  第2点は、暴力団の取り締まりについてであります。  このことについて一部の委員から、最近、証券会社と暴力団とのかかわりが問題となっているが、県内暴力団の経済活動への介入状況及び取り締まり方策はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県内暴力団の資金源活動は覚せい剤の密売やノミ行為、賭博などに加えて、不動産取引に介入するなど経済活動に入り込んでいるとの情報もあるが、手口が巧妙であることなどから現行法では、これら知能暴力事犯を取り締まることには限界がある。  さきの国会で、いわゆる暴力団新法が成立し、1年以内に施行されることになっているので、従来の捜査手法による取り締まりと、新法による行政措置を車の両輪として、強力な取り締まりを行い、県民の付託にこたえてまいりたい旨の答弁がありました。  第3点は、少年少女向けポルノコミック誌についてであります。  このことについて一部の委員から、少年少女向けポルノコミック誌は、青少年の健全育成に重大な悪影響を及ぼすことから、最近、社会問題化しているが、これらコミック誌の影響と考えられる事件の発生及び取り締まり状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、本県においても全国と同様これらコミック誌の影響と思われる青少年の強制わいせつ行為などが散見されており、深刻な問題となってきていると考えている。  このため、本年5月には、有害な図書を自動販売機で販売していた業者を県条例違反で検挙したところであるが、今後とも少年非行の防止と健全育成の観点から、指導、取り締まりの徹底に努めてまいりたい旨の答弁がありました。  このほか、育児休業制度の普及啓発、人手不足対策県立中央病院の駐車場等の整備、就職協定の遵守とUターン対策ハイテク企業の誘致状況、改正保管場所法いわゆる車庫法の運用などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(先田通夫君) 次に、建設委員長に報告を願います。 ○33番(在間功典君) 議長 ○議長(先田通夫君) 在間功典君    〔33番 在間功典君登壇〕 ○建設委員長(在間功典君)(拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、治水事業の推進についてであります。  このことについて一部の委員から、現在、国において策定中の第8次治水事業五箇年計画では、現計画を大幅に上回る事業費の確保が必要であると考えるが、どう取り組んでいるのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、治水事業は、県民の生活基盤を守る基本的な事業であり、これまでも積極的に進めてきたところであるが、その整備はまだ不十分な状況にある。このため、国に対し第8次計画の策定に当たっては、投資額の大幅な増額確保を図るよう要請している旨の答弁がありました。  なお、このことに関連して一部の委員から、治水事業が強力かつ着実に推進されるよう、県議会としても国へ働きかけを行う必要がある旨の意見がありました。  第2点は、県営西石井団地の建てかえについてであります。  このことについて一部の委員から、建てかえによる戸数の増加と駐車場等の整備事業はどうか。  また、1戸当たりの広さはどの程度になるのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、建蔽率等の関係で戸数を大幅にふやすことはできないが、現在の木造住宅50戸を鉄筋コンクリート造り60戸とし、駐車場や緑地、遊園地等についても確保する計画である。  また、一戸当たりの面積は、現在の約2倍の75平方メートルとなるので、必要なスペースは確保できるものと考えている旨の答弁がありました。  第3点は、トンネル、橋梁の保全対策についてであります。  このことについて一部の委員から、新しく取り組むトンネル、橋梁等保全対策事業の目的と全体計画はどのようになっているのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、この事業は交通量の増加に対応するため、トンネルの照明施設、非常用施設を整備し、また、橋梁の再塗装を実施し、安全で円滑な交通の確保と県内道路のイメージアップを図ろうとするものである。  全体計画としては、今年度と来年度の2カ年で、昭和60年度以前に建設された延長100メートル以上で交通量の多い38トンネルの照明施設の改善と建設後15年以上を経過している3トンネルの非常用施設の改善、100メートル以上の長大橋8橋について再塗装を実施する予定である旨の答弁がありました。  このほか、高速自動車道周辺整備対策事業の進捗状況、電線類地中化の実施状況、河辺川ダム建設への取り組みなどについても、論議があったことを付言をいたします。  最後に、請願第1号について申し上げます。  道後公園の整備計画については、本会議においても活発な論議がなされたところでありますが、現在、道後公園整備計画検討委員会において検討中であり、検討委員会の最終報告と埋蔵文化財発掘調査の結果を踏まえて、今後の整備計画を策定すべきであって、その報告や結果を待たずに現在の段階で整備方針を決定されたい旨の請願は、時期尚早であるとして不採択と決定いたしました。  以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(先田通夫君) 次に、文教委員長に報告を願います。 ○41番(高山利恵君) 議長 ○議長(先田通夫君) 高山利恵君    〔41番 高山利恵君登壇〕
    文教委員長(高山利恵君)(拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議されました主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、高等学校入学定員検討委員会についてであります。  このことについて一部の委員から、中学卒業者が減少する中で、高校のあり方についての徹底した検討が強く求められていると思うが、検討委員会ではどのような事項について検討するのかとただしたのであります。  これに対して理事者から、検討委員会は、学識経験者、産業経済界、学校関係者などで構成し、職業教育検討委員会の報告も踏まえ、高等学校の適正規模、普通科と職業学科の比率、社会の変化に対応した学科改編など、特色ある高校づくりについて幅広い検討をいただきたいと考えている旨の答弁がありました。  このことに関連して一部の委員から、職業教育検討委員会で検討されている高等学校職業学科については、地域の実情等を考慮し、産業の振興に寄与する学科づくりに配慮されたい旨の意見がありました。  第2点は、道後湯築城跡の発掘調査についてであります。  このことについては、本会議においても論議がなされたところでありますが、一部の委員から、発掘調査は、県埋蔵文化財調査センターが行うとのことであるが、実施方法はどのようにするのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、今回の調査は、県埋蔵文化財調査センターの専門的知識を有する調査員2名が常時担当することとしている。  また、調査に当たっては、道後公園整備計画検討委員会のメンバーや考古、古建築、歴史学等の専門家に、調査方針、発掘方法について意見を聞き、また現地指導を受けながら対応することとしているが、必要に応じて文化庁等の意見を聞くこととしている旨の答弁がありました。  第3点は、教科書の採択についてであります。  このことについて一部の委員から、先般、文部省から小学校用教科書の検定結果が公表されたが、教科書選定に当たっての県の指導はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、公立の小中学校で使用する教科書については、市町村が採択することとなっているが、県教育委員会では、学識経験者、行政関係者及び教員で構成する教科用図書選定審議会に諮問し、その答申に基づき、選定資料を作成し、市町村教育委員会に対して適正な採択が行われるよう指導、助言を行うこととしている旨の答弁がありました。  このほか、スポーツの振興、児童生徒の健全育成、同和教育の推進、小中学校におけるパソコン教育への取り組みなどについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(先田通夫君) 以上で各委員長の報告を終わりました。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) お諮りいたします。  各委員長報告に対する質疑及び討論は省略し、表決に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、表決を行います。  まず、定第57号議案平成3年度愛媛県一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 起立多数。御着席を願います。  起立多数と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第58号議案平成3年度愛媛県国営農業水利事業負担金特別会計補正予算ないし定第73号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。  全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  最後に、請願、陳情につきましては、関係委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) お諮りいたします。  ただいま知事から、定第74号議案愛媛県人事委員会委員の選任につき同意を求めることについてないし定第76号議案が提出されましたので、日程に追加して一括上程付議することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  知事の説明を求めます。 ○知事(伊賀貞雪君) 議長 ○議長(先田通夫君) 伊賀知事    〔知事 伊賀貞雪君登壇〕 ○知事(伊賀貞雪君) ただいま上程されました議案について、御説明申し上げます。  人事委員会委員西山茂氏が本年7月11日をもって、また、公安委員会委員光宗開眞氏が本年7月9日をもって任期満了となりますので、新たに、人事委員会委員として田中富雄氏を選任し、光宗開眞氏を再任したいと存じます。  また、欠員となっております収用委員会予備委員に新たに桑村則正氏を任命したいと存じます。  田中富雄氏は、医療関係に長年従事され、人格、識見ともにすぐれ、人事委員会委員として適任であると存じます。  桑村則正氏は、誠実な人柄で長年県職員として勤務され行政における識見もすぐれ、収用委員会予備委員として適任であると存じます。  適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) お諮りいたします。  以上の議案に対する質疑、委員会付託及び討論は省略し、表決に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、表決を行います。  まず、定第74号議案愛媛県人事委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、同意することに決定いたしました。  次に、定第75号議案愛媛県公安委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、同意することに決定いたしました。  次に、定第76号議案愛媛県収用委員会予備委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、同意することに決定いたしました。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) お諮りいたします。  ただいま中西久雄君から、議発第3号議案愛媛県議会委員会条例の一部を改正する条例、知事から、定第77号議案地方自治法第207条の規定による費用弁償支給条例の一部を改正する条例が提出されましたので、日程に追加して一括上程付議することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  お諮りいたします。  議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑、委員会付託及び討論は省略し、表決に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、表決を行います。  まず、議発第3号議案愛媛県議会委員会条例の一部を改正する条例を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第77号議案地方自治法第207条の規定による費用弁償支給条例の一部を改正する条例を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) お諮りいたします。  ただいま中西久雄君から、議発第4号議案青少年に有害な図書類等追放対策の強化に関する意見書ないし議発第6号議案が提出されましたので、日程に追加して一括上程付議することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  お諮りいたします。  議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑、委員会付託及び討論は省略し、表決に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、表決を行います。  議発第4号議案青少年に有害な図書類等追放対策の強化に関する意見書ないし議発第6号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は、御起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(先田通夫君) 全員起立。御着席を願います。
     全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) お諮りいたします。  お手元に配付のとおり、関係委員長から継続審査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(先田通夫君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) 以上で今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) 知事から、ごあいさつがございます。    〔知事 伊賀貞雪君登壇〕 ○知事(伊賀貞雪君) 閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。  議員各位には、終始御熱心に御審議を賜り、まことに御苦労に存じます。  おかげをもちまして、提案をいたしました議案につきましては、すべて滞りなく御議決をいただき、厚くお礼を申し上げます。  今議会において承りました御意見、御提言につきましては、今後とも十分に配慮してまいりたいと存じます。  さて、6月30日から降り続きました梅雨前線豪雨による被害につきましては、去る7月5日、松山市上伊台町におきまして、土石流により3名の方が亡くなられました。本議場を通じまして、謹んで哀悼の意を表しますとともに、御遺族に衷心よりお悔やみを申し上げる次第であります。  なお、その他の被害状況は、現時点で住宅等の損壊9棟、床下浸水28棟のほか、土木、農林等の公共施設関係で738カ所、約37億円となっております。  これら災害の復旧につきましては、今後さらに調査を進め、その実態を把握の上、早急に対処してまいる所存であります。  以上をもちまして、閉会のごあいさつといたします。  ―――――――――――――――――― ○議長(先田通夫君) これをもって、第229回愛媛県議会定例会を閉会いたします。      午前11時46分 閉会...